高血圧対策1 ~食卓から塩分を減らそう~
これまで本ブログでは水槽経過や雑感を書いてきましたが、医院のブログなのに全く医学的な内容がないのもどうかと思いますので、今回から数回に渡りほんのちょっことだけ医学的です。
『高血圧対策』として患者さんが自身で注意できる事を紹介します(ごくごく一般的な事ばかりだし、ある資料から引用したものです)。
まずは第1回。
~食卓から塩分を減らそう~
塩分の摂りすぎは、血圧を上げる事が分かっています。
特に食塩の主成分であるナトリウムが血圧の上昇に関与しています。
日本人の塩分摂取量は14gくらいあるそうで、厚生労働省では1日あたりの塩分摂取目標を男性9g 女性7.5g未満としています。
しかし、高血圧の人は1日に6gまで減塩する事が好ましいとされています。
ただ、1日に何gと言われても、毎日塩の量を計測しているわけではないので分からないと思います。
だから、塩分摂取は普段の半分以下を心がけてください。そうすれば6gに近づくはずです。
具体的には・・・
①何にでも塩、しょうゆ、ソースをかけない!
②食卓にいつも置いてある、ふりかけや佃煮を片付ける!
③ラーメンやうどんの汁は残す!
④外食するなら、単品よりは定食を選ぶ!
塩分が多めになりがちな外食は避けたいところ。単品よりは食品の偏りが少ない定食を選ぶように。
⑤食べ過ぎに注意!
せっかく減塩に努力していても、食べ過ぎたら元も子もありません。
⑥意外な『隠れ塩』に注意!
下記に食品に含まれる塩分量を記します。
食パン6枚切り1枚=0.8g
しらす干し(小さじ1杯=10g)=1.2g
干しうどん(250g)=0.8g
ツナ缶=0.5g
フランクフルトソーセージ1本=1.5g
梅干し2cm大1コ=2.0g
高血圧で来られた患者さんも減塩のみで血圧が下がる事は少なくはありません。
塩辛いものが好きな方にはとてもつらく、味がしないと思われると思いますが、絶対に体にはいいと思います!