ハイサイドガラスの機能
日食の時に撮った写真ですが・・・
写真中央に“のこぎり屋根”の工場が見えます。
“のこぎり屋根”とはギザギザの“のこぎりの歯”の形をした三角屋根の事。
ガラス面はすべて北側を向いていて、時間や天候に関わらず絶えず安定した光を採光できると言う利点があるそうです。
写真の左は北側です。
実はこの“のこぎり屋根”の利点は東浦医院の建物にも取り入れられています。
“のこぎりの歯”は一つしかありませんが、写真左が北です。
天窓(ハイサイドガラス)より、時間に関係なく安定した北からの光を得ることができています。
住宅では北向きと言うとマイナス的なイメージを受けるかもしれませんが、南向きと異なり夏は強い日差しが入らないし、安定した採光という点ではメリットがあると設計士さんが言っていました。事実その通り優しい光がずっと入っています。
そしてこのハイサイドガラスにはもう一つ機能があります。
それは、夜になると医院内からの光の帯を発します。
この写真は先日upしたもの と同じ時のものですが、前回は光を点灯する前。
今回は光を点灯したものです。
医院のハイサイドガラスは、昼間は優しく光を取り込み、夜は優しく光を発します。
ハイサイドガラスのガラス面なんて考えたことありませんでした。先生の医院も心地良い森の中にいる様な感覚があるのは、北面のハイサイドガラスの効果なのかもしれませんね?
伊藤様
いつもありがとうございます。
そう感じて貰えてうれしいです。
建物を設計する前に設計士さんよりどんなイメージの建物にしたいか?という問いがありました。
まさに伊藤さんが言ってくれた通りのイメージにしたいと答えた事を覚えています。